- そい
- I
そい【候】〔動詞「そう(候)」の命令形「そうえ(さうへ)」の転〕「お…そひ」の形で, 「お…なさい」の意を表す。
「いかに閻魔王, まつとお聞き~。 語つてきかせう/狂言・朝比奈」
→ そう(候)IIそい【初位】⇒ しょい(初位)IIIそい【所為】したこと。 せい。 しょい。IV「かちぐりをおつことして, 人の~にしたぢやあねえか/洒落本・素見数子」
そい【曹以】カサゴ目フサカサゴ科の一群の海魚の総称。 全長20~40センチメートル。 体形はメバルに似る。 体色は暗褐色から黒みを帯びる。 クロソイ・ゴマソイ・ムラソイなど。 食用。 釣りの対象魚。 本州以北の沿岸に分布。Vそい【添ひ・傍】〔動詞「添う」の連用形から〕(1)そば。 かたわら。 わき。「~にさぶらひて…と申せば/枕草子245」
(2)山の斜面。VI「大嶽の戌亥の方の~に, おほきなる巌あり/宇治拾遺2」
そい【疎意】避けようとする気持ち。 隔意。VIIそい【粗衣】粗末な衣服。VIII「~粗食」
そい【素意】かねてからの考え。IXそい【素衣】模様のない白い衣。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.